アフターピルと排卵日との関係

アフターピルは望まない妊娠を回避するために用意されて緊急避妊法で、主に中用量ピルを使用することで、女性ホルモンを多量に吸収させ、ホルモンバランスを変化させることで、排卵を抑えるか消退出血を起こさせ、受精や着床を出来なくさせます。
一般的に知られている低用量ピルと同様にエストロゲンとプロゲステロンが混合されたホルモン剤となりますが、配合量は全く異なり、女性の体に負担が大きく副作用も出やすいので、本来は使用するべきではないとされます。
また、避妊法としては最後の方法となっており、アフターピルによる避妊が失敗すると着床して妊娠が確定してしまうので、アフターピルを頼る避妊はなるべく避ける必要があります。
避妊成功率は72時間以内で80%程度となっており、数字だけ見れば高いのですが、確実性はないので注意しましょう。
アフターピルを服用すると、まず3日~3週間以内で生理と同じ症状である消退出血が引き起こされます。
消退出血は生理の出血と同じで、ピルによって人為的に起こされた生理の事を指し、自然に起こる生理とは区別するために使用されます。
3日~3週間で大きく幅があるのは、アフターピルを飲んだタイミングが、排卵前か排卵後かで子宮内膜が剥がれ落ちる時期が変わるためです。
消退出血が避妊成功の証とされるので、早く出血が起こって欲しい気持ちになりますが、こればかりは生理現象に関わっているので待つしかありません。
排卵前に使用すると、自然な生理が起こるのを早めることから、3日~1週間以内で起こることがほとんどです。
しかし、排卵後に使用した場合は、消退出血の時期が遅れるので、次の生理予定日前後で出血することが多くなります。
その際は、アフターピルによって排卵が抑制されているので、妊娠の可能性はほとんどありません。

アフターピルを服用するタイミング

避妊具をつけて性行為を行ったけれど、外れたり破れてしまって妊娠しないか心配という時に利用できるのがアフターピルです。
アフターピルは服用することによって排卵の時期をずらしたり、子宮と卵巣の粘膜の粘度を増して精子が卵子と受精しないようにしたり、子宮内膜を剥がしてしまうことで受精卵が着床しないようにして妊娠を避けるための緊急避妊薬です。
アフターピルは避妊に失敗して72時間以内に服用することで効果が表れると言われています。しかし、その確率は100%ではありません。
避妊に失敗して12時間以内で0.5%、24時間以内の服用で1.5%、72時間以内の服用で4%の人が避妊に失敗してしまっています。
避妊に失敗してすぐに服用した人よりも、期限ぎりぎりの72時間で服用した人は8倍も妊娠しやすくなってしまうのです。
これらを見ても、服用のタイミングが早ければ早いだけ避妊に成功する確率が高くなることがわかります。
妊娠は、受精卵が子宮内膜に着床した時点で成立すると言われており、受精卵が着床してしまった後ではアフターピルを服用しても効果は見込めません。
一刻も早く服用して、女性の身体の中を妊娠するのに適さない状態にすることが必要になるのです。
しかし、このデータはアフターピルを服用した人の平均値で、本当に妊娠してしまう可能性が高い排卵日付近の場合、約15%の人が妊娠してしまうと言われています。
アフターピルは効果を出すために配合されているホルモンの量が通常の避妊用のピルに比べて多くなっています。
そのため、吐き気や嘔吐といった副作用も出やすい傾向にあります。
嘔吐してしまった場合には効果がない場合もあるため、処方してもらった医師に相談して適切な処置を摂るようにしましょう。

アフターピル服用後のカラダの変化

緊急避妊薬として用いられるアフターピルですが、実際は通常のピルと同じものです。
ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンという女性の生殖機能を司るホルモンが含まれていて排卵を抑制するものです。
疑似的に妊娠しているような状態を作るという事です。
というものですからアフターピルを服用した場合も副作用とも言える体の変化は起こりますが大抵は服用を続けていくうちに解消されるものです。
それと現在では中用量ピルから黄体ホルモンを減らした低用量ピルが主流になっていてピルを服用した際の副作用はかなり軽減されてきていますが、アフターピルでも同じです。
そして、ピルにもアフターピルにも副作用と呼べるかは別とした服用後の体の変化があると言われています。
「胸が大きくなる」「肌がキレイになる」といった女性にうれしい変化です。
こういった変化の報告は実際にありますが、多少都市伝説の範囲内かも知れません。
この胸が大きくなるというのはプロゲストーゲンによっておこる副作用で、胸の張りがでるという事があり、それが胸が大きくなるという事につながるようですが、一時的なものかどうかは個人差があります。
肌がキレイになるという事についてはピルは女性ホルモンですので、人によっては肌にも良いという事があるという事です。
アフターピルを服用した際の最も多い体調の変化は吐き気や嘔吐などです。
新しいホルモンを体に入れるという事は体内のホルモン環境が変化するという事になります。
この環境の変化に体が慣れるまで不快な症状が現れるという事です。
ですがこの症状は服用を続けていけば徐々に改善されていきますし、服用するピルの種類によっても症状の出方は変わってきます。